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2018年05月08日

ギターの世界的ブランド『ギブソン』の倒産で思うこと

『ギブソン』が倒産しました。

ギタープレーヤーはもちろん、楽器に関心があれば知らない方がないほどの名ブランドです。

創業が1894年ですから、120年以上の歴史があるメーカーです。
かつて、ジョン・レノンが愛用したJ-160Eは、
通販のショップで調べたら、40万円近い価格!
昔も今も、価格はそれほど変わっていないようです。
品質も価格も、あこがれの名器であったのは確かです。

同ショップの推薦文には次のような説明がついています。

“基本特性は維持しつつ、何とパワフルな生音のJ-160Eを実現しました!しかしそこはUSA、当然ながら大きな個体差は避けられません。
アコースティックであっても、ネックとボディのマッチングはトーンとレスポンスに大きく影響するのです。
今回数多くの同型機より私が厳選したこの個体は、15フレットジョイントやP-90マウントによる特性はそのまま、美しい響きと力強さを手に入れました。
弦はオリジナル同様エレキ用ですが、実にパワフルで個性的な鳴りを指板全域で発揮します。
振動系に命を持つ個体は、ローポジションからハイポジションに至るまでパワーとレスポンスが全く変わりません。
純アコースティックとしてのポテンシャルを大幅にアップしたこのモデル、指板全域で得られる心地良いレスポンスと歌う様なトーン・・・“
との説明。

個体ごとに品質にバラつきがあるようですね。
“しかしそこはUSA、当然ながら大きな個体差は避けられません”のコメント。
販売側でも、かなりしっかりセレクトしています。

いきなりギブソンを使う方はいないでしょうけど、
品質にバラつきがあるすれば、それを見極めるだけの耳と技術が必要になります。

その判断ができないなら、ギブソンは使えない?

ギブソンで練習曲を弾く姿は見たことありませんが...、
ギブソンを手に入れようとする方は限定されますよね。

今、ギターに限らず、高品質の楽器をつくる新しい工房が、世界中にできていますから、
品質が安定しなくて、価格が高いとなれば、愛用者も減少していくのかもしれません。

過去のブランドにたよった販売戦略をとってきたメーカーの宿命、といってもいいかもしれません。

トップブランドとして世界に君臨してきたメーカーが、経営難に陥ったケースはギター業界のギブソンに限りません。

クリスタルグラスとして有名なフランスの『バカラ』も、昨年、経営難から中国資本の傘下に入りました。
その後、“品質が大きく落ちた”と、私の知人が落胆していたのが印象的でした。

また、イタリアの『ボルサリーノ』、マフィア映画には、かならずこの帽子を被ったギャングが登場しますね。
創業が1857年ですから、160年以上の歴史があるブランド。
高いものでは、20万円ぐらいします。

最近よく見るのは、麻生副総理の帽子。
他の議員は、帽子被ってないですものね。

実は、この歴史あるボルサリーノも、昨年(2017年)末に破産手続きをしました。
その後、中国資本が入って、立て直しを図っていますが、
昔から愛用されている方によれば、やはりかなり品質が落ちたとのこと。

ギター『ギブソン』、クリスタルグラス『バカラ』、帽子『ボルサリーノ』、
どれも、かつては憧れのブランド、でも量産化が始まってからは、
どんどんその魅力が薄れていったのかもしれないですね。

職人さんの技術と魂がこもった逸品は、
なんとなくわかるんですよね。
消費者は正直です。
  

  • Posted by テロメア at 22:17Comments(0)日記