谷保天満宮の”ニワトリ”と”つぼ焼いも”

テロメア

2019年01月12日 19:56



谷保天満宮には、茶色のニワトリが放し飼いにされていて、
以前より、だいぶ数も増えたような気がします。

参道、参道の右手にある自然林の中、
梅林、社殿の周り、
とにかく境内のいたるところに・・・。

なかには黒いニワトリも。

いつも気になっていましたが、
種類が知りたくて、帰宅してから早速”茶色のニワトリ”で検索。

郡上八幡・コケコッコ村のサイトには、
ロードアイランドレッドの写真とともに茶色の卵が掲載されています。

でも、ロードアイランドレッドの体の羽は全体が茶色ですが、
谷保天満宮のニワトリは、もっとカラフルに見えます。

ロードアイランドレッドは、
羽色は濃い赤褐色で、尾羽や頸(くび)羽に黒いコロンビア斑がある、
と説明されています。

谷保のニワトリは、首から胸へかけて金色でフワッとした感じの羽が特徴的で、
さらに、背中は赤色、尾羽は黒色。

体つきも、普通のニワトリより一回り大きく、
ロードアイランドレッドではなさそうです。

羽の色は、名古屋コーチンに近いように思いますが、
名古屋コーチンの足は、シャモのようにたくましい筋肉質で、
これとも違いような気がします。

あらためて、ニワトリの品種を調べると、
似ているニワトリは、やはりコーチン種しか見当たりません。

こちらのブログで、ようやくその答えを見つけました。

神社の社務所で、”鶏ですか?”と聞かれたそうです。
そうしたら、”軍鶏とチャボのミックスです”と説明してくれたとのこと。

これで、スッキリしました。

以前から、谷保天満宮へお詣りするたびに、
気になっていましたが、胸のつかえがスッと降りた感じです。

社務所方から、ニワトリを飼い始めた動機について、
次のような説明を受けたようです。

”9月にお祭りをするのですが、その際に使う人形の鬣(たてがみ)に軍鶏の羽が使えるのではないかと思い、それから飼い始めた。残念ながら実際には使えなかったが。30年ほど前からです”


さらに、こんな話も。

以前、多摩から狐がやってきて、20~30羽いた軍鶏が襲われて、4羽にまで減った。そこで近くの小学校に避難させて、また増やした。だからみんな、小学校育ちです


谷保天満宮には、弁天様の使いと言われる白蛇も棲んでいて、
自然がとても豊かですが、自然林に囲まれた境内は東京でも珍しいそうです。

時節柄、拝殿正面の参道脇の絵馬板には、真新しい合格祈願の絵馬がたくさんかけられ、
2体ある牛の像は、数えきれないほどの参拝者に撫でられたのでしょう、
頭の部分がピカピカに輝いて、受験生の真剣な思いが伝わってきます。

ところで、谷保天満宮には梅林があって、
約350本の紅梅、白梅が、1月~3月にかけて見ごろを迎えます。

梅園内の売店には、
人気のつぼ焼きいもが。



焼きイモの品種は、「紅はるか」と「シルクスイート」。
濃厚でしっとりした蜜イモが病みつきになります。

”つぼ焼き”は、立川の昭和記念公園と、この谷保天満宮のものが、
一押しです。

冷え込むこの季節に、甘くて熱あつの焼いもが絶品!
初詣もピークを過ぎ、多少落ち着いてきた谷保天満宮を、
ゆっくりと散策してみるのもおススメです。

駐車場もたっぷり余裕です。

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