谷保天満宮には、茶色のニワトリが放し飼いにされていて、
以前より、だいぶ数も増えたような気がします。
参道、参道の右手にある自然林の中、
梅林、社殿の周り、
とにかく境内のいたるところに・・・。
なかには黒いニワトリも。
いつも気になっていましたが、
種類が知りたくて、帰宅してから早速”茶色のニワトリ”で検索。
郡上八幡・コケコッコ村のサイトには、
ロードアイランドレッドの写真とともに茶色の卵が掲載されています。
でも、ロードアイランドレッドの体の羽は全体が茶色ですが、
谷保天満宮のニワトリは、もっとカラフルに見えます。
ロードアイランドレッドは、
羽色は濃い赤褐色で、尾羽や頸(くび)羽に黒いコロンビア斑がある、
と説明されています。
谷保のニワトリは、首から胸へかけて金色でフワッとした感じの羽が特徴的で、
さらに、背中は赤色、尾羽は黒色。
体つきも、普通のニワトリより一回り大きく、
ロードアイランドレッドではなさそうです。
羽の色は、名古屋コーチンに近いように思いますが、
名古屋コーチンの足は、シャモのようにたくましい筋肉質で、
これとも違いような気がします。
あらためて、ニワトリの品種を調べると、
似ているニワトリは、やはりコーチン種しか見当たりません。
こちらのブログで、ようやくその答えを見つけました。
神社の社務所で、”鶏ですか?”と聞かれたそうです。
そうしたら、”軍鶏とチャボのミックスです”と説明してくれたとのこと。
これで、スッキリしました。
以前から、谷保天満宮へお詣りするたびに、
気になっていましたが、胸のつかえがスッと降りた感じです。
社務所方から、ニワトリを飼い始めた動機について、
次のような説明を受けたようです。
”9月にお祭りをするのですが、その際に使う人形の鬣(たてがみ)に軍鶏の羽が使えるのではないかと思い、それから飼い始めた。残念ながら実際には使えなかったが。30年ほど前からです”
さらに、こんな話も。
以前、多摩から狐がやってきて、20~30羽いた軍鶏が襲われて、4羽にまで減った。そこで近くの小学校に避難させて、また増やした。だからみんな、小学校育ちです
谷保天満宮には、弁天様の使いと言われる白蛇も棲んでいて、
自然がとても豊かですが、自然林に囲まれた境内は東京でも珍しいそうです。
時節柄、拝殿正面の参道脇の絵馬板には、真新しい合格祈願の絵馬がたくさんかけられ、
2体ある牛の像は、数えきれないほどの参拝者に撫でられたのでしょう、
頭の部分がピカピカに輝いて、受験生の真剣な思いが伝わってきます。
ところで、谷保天満宮には梅林があって、
約350本の紅梅、白梅が、1月~3月にかけて見ごろを迎えます。
梅園内の売店には、
人気のつぼ焼きいもが。
焼きイモの品種は、「紅はるか」と「シルクスイート」。
濃厚でしっとりした蜜イモが病みつきになります。
”つぼ焼き”は、立川の昭和記念公園と、この谷保天満宮のものが、
一押しです。
冷え込むこの季節に、甘くて熱あつの焼いもが絶品!
初詣もピークを過ぎ、多少落ち着いてきた谷保天満宮を、
ゆっくりと散策してみるのもおススメです。
駐車場もたっぷり余裕です。