たんぽぽ?
道端に黄色い花が咲いていました。
日本の品種ではないようですが、春の花じゃ?
ここのところ暖かい日が続いていましたから、
季節を間違えたのかもしれません。
気が付いたら、クロ―バーの花も!
なぜ、暖かくなると花が咲くのか、
あまり考えたことはありませんし、調べたことはありません。
単純に”ここのところ天気がいいから・・・”
程度の感覚でしょうか。
芽吹きには、ある成分が深く関係していると言われています。
草木が芽吹いて、花が咲く時期は1年中で決まっていますが、
そのタイミングを教え、芽吹きや開花を促します。
そのカギを握っているのが、
以前、このブログで紹介したアブシジン酸とフィチン酸。
玄米にも含まれています。
どちらも有害成分として、玄米食のネガティブ材料に使われることがありますが、
植物が自分たちの子孫を残していくためには、とても重要な働きをしています。
玄米が目の敵にされていますが、
大豆やアーモンドのほうが、量的には、玄米より多く含まれている成分です。
小麦も同じ。
開花や発芽の時期になるまで、蓄えた養分をしっかり守る働きをしています。
そして、温度や湿度などの条件がととのうと、
分解されて、蓄えていた栄養を解放して、芽吹きます。
植物にとっては、なくてはならない物質ですから、
有害成分なんて、決めつけてしまうのは、人間の都合。
牛や羊などの反芻動物は、フィチン酸を分解するフィターゼという酵素を持っていますが、
人間の胃にはほとんどフィターゼがありません。
だから、結果的に、玄米は有害なんて言われてしまうわけです。
もっとも、これらの成分は、浸水や熱などで分解されますから、
きちんと調理をすれば、心配はいりません。
植物自身も、フィチン酸が温度や湿度などの外部環境の変化によって分解されることで、
しっかり蓄えられていた栄養素を成長のために生かすことができるわけです。
植物の種子には、”生のままで食べると毒”というものがありますが、
植物にとってに、自己防衛手段なんですね。
野草は、サラダなどにして、生のまま食すこともありますが、
これらの外皮には、さまざまな成分が含まれていて、
外敵や強い紫外線などから身を守っています。
これらの成分が、いわゆる”アク”と言われるものです。
天然のものは、畑で栽培されたものと違って、
このアクがとても強いですね。
このアクには、アルカロイドやタンニン、シュウ酸などの成分が含まれていて、
苦みや渋みなどの原因に!
ポリフェノール類が多いので、
果物や野菜などを、外皮ごと生食することをすすめる専門家もいます。
健康な方にはプラスに働きますが、
体調が悪い人や病弱な人にとっては、マイナスになることも。
野草で元気になるはずだったのに・・・、
なんてことにならないようにしたいですね。
タンポポなどの野草が、食材として人気のようですので、
気になってこの記事を書きました。