2018年06月11日
玄米に有害成分?アブシジン酸とフィチン酸は、大豆や小麦などにも・・・
玄米!わたしは好きなのでたまに食べます。
レストランメニューに、“白米”or“雑穀米”なんて書いてあると、
なにも考えずに“雑穀米”を注文してしまいます。
好き、というより“栄養”と“健康”が頭の中でトラウマになっているのかも...。
白米のごはんは、どんな惣菜にも合うし、食べやすいし、
なんといっても、玄米より炊くのが楽!
玄米食だった知人が、ある日から白米に戻りました。
何が玄米を止めた理由だったのかを聞きませんでしたが、
他の方たちの意見を総合すると、
“作るのが面倒くさい”
“冷めると美味しくない”
極めつけは、“毒素が入っているから”!
ん~、面倒くさいと美味しくないは理解できなくもないですね。
でも、毒?
あ~~、「アブシジン酸」と「フィチン酸」のこと?
残念なことに、玄米だけがやり玉にあげられた格好。
アブシジン酸とフィチン酸は、どちらも植物が自分たちの種を守るために必要な成分なんです。
人間のために、作られた成分じゃないんですね。
“玄米だけがやり玉に”と書いたのは、すべても植物がこの2つの有毒物質?を持っています。
しかも、大豆やアーモンド、などは、量的には玄米よりの多いんです。
もちろん小麦も。
いつから、なぜ玄米だけが悪者になってしまったのかわかりません。
たしかに、アブシジン酸とフィチン酸には、有害になる側面があります。
アブシジン酸は、発芽抑制因子として、乾燥などのストレスから種子を守る働きがありますが、
ミトコンドリアを攻撃して傷つけてしまうことがあるようです。
ミトコンドリアは、細胞が生きるためのエネルギーを100%作り出していますから、
このミトコンドリアへの攻撃は免疫力の低下につながります。
また、フィチン酸は、ミネラルなどの栄養素と結合する性質がありますから、
摂取すると、ヒトのカラダに有益なミネラルを体外に排出してしまう、という理屈です。
確かに、この3つの有害成分?の人体への働き(可能性)を単純に考えると、
そうかもしれません。
でも、体内での栄養素の分解と再合成などのプロセスは、そんなに単純じゃありません。
植物の種子の立場からすれば、フィチン酸が大事な栄養素をしっかり抱え込んで、
発芽の時期まで種子を守っている、ということになります。
フィチン酸がヒトの体内で、体内にある大事なミネラルと結合して排出してしまう、
というのも分からないわけではありません。
なぜなら、玄米の豊富な食物繊維とこのフィチン酸が、体内の有毒物質を体外へ排出するデトックス効果の役割をしてくれるからです。
アブシジン酸とフィチン酸に注意しなければいけないのは、玄米を生のままで食べたらの話。
アブシジン酸は、水に浸けることで分解し、熱にも弱いので、簡単に除去することができます。
水に浸けることで、“発芽の時期が来た”と思ってくれるんですね。
その時点で、アブシジン酸は役目を終えて分解してしまうことになります。
だから、発芽玄米が推奨されているわけです。
発芽玄米というと、玄米と別に売っているの?
と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
玄米は生きていますから、水に浸けると発芽の準備をします。
完全に芽吹かせる必要はなく、その準備段階でOKです!
また酵素玄米は、酵素の働きによって、ミネラル分が消化吸収されやすくなりますが、
そのための玄米専用炊飯器“酵素玄米炊飯器”があります。
これは、普通の炊飯器とはまったく違い、玄米を入れてセットするだけ、とても便利です。
フィチン酸も、水に浸ける、発芽させる、発酵させるなどで、分解できますが、
デトックス効果などを考えると、すべてを分解するよりある程度残すべきだと私は考えています。
デトックス効果は、お肌に良いだけでなく、わきがなどの体臭にもケアするようです。
こちらのサイトが参考になります。
レストランメニューに、“白米”or“雑穀米”なんて書いてあると、
なにも考えずに“雑穀米”を注文してしまいます。
好き、というより“栄養”と“健康”が頭の中でトラウマになっているのかも...。
白米のごはんは、どんな惣菜にも合うし、食べやすいし、
なんといっても、玄米より炊くのが楽!
玄米食だった知人が、ある日から白米に戻りました。
何が玄米を止めた理由だったのかを聞きませんでしたが、
他の方たちの意見を総合すると、
“作るのが面倒くさい”
“冷めると美味しくない”
極めつけは、“毒素が入っているから”!
ん~、面倒くさいと美味しくないは理解できなくもないですね。
でも、毒?
あ~~、「アブシジン酸」と「フィチン酸」のこと?
残念なことに、玄米だけがやり玉にあげられた格好。
アブシジン酸とフィチン酸は、どちらも植物が自分たちの種を守るために必要な成分なんです。
人間のために、作られた成分じゃないんですね。
“玄米だけがやり玉に”と書いたのは、すべても植物がこの2つの有毒物質?を持っています。
しかも、大豆やアーモンド、などは、量的には玄米よりの多いんです。
もちろん小麦も。
いつから、なぜ玄米だけが悪者になってしまったのかわかりません。
たしかに、アブシジン酸とフィチン酸には、有害になる側面があります。
アブシジン酸は、発芽抑制因子として、乾燥などのストレスから種子を守る働きがありますが、
ミトコンドリアを攻撃して傷つけてしまうことがあるようです。
ミトコンドリアは、細胞が生きるためのエネルギーを100%作り出していますから、
このミトコンドリアへの攻撃は免疫力の低下につながります。
また、フィチン酸は、ミネラルなどの栄養素と結合する性質がありますから、
摂取すると、ヒトのカラダに有益なミネラルを体外に排出してしまう、という理屈です。
確かに、この3つの有害成分?の人体への働き(可能性)を単純に考えると、
そうかもしれません。
でも、体内での栄養素の分解と再合成などのプロセスは、そんなに単純じゃありません。
植物の種子の立場からすれば、フィチン酸が大事な栄養素をしっかり抱え込んで、
発芽の時期まで種子を守っている、ということになります。
フィチン酸がヒトの体内で、体内にある大事なミネラルと結合して排出してしまう、
というのも分からないわけではありません。
なぜなら、玄米の豊富な食物繊維とこのフィチン酸が、体内の有毒物質を体外へ排出するデトックス効果の役割をしてくれるからです。
アブシジン酸とフィチン酸に注意しなければいけないのは、玄米を生のままで食べたらの話。
アブシジン酸は、水に浸けることで分解し、熱にも弱いので、簡単に除去することができます。
水に浸けることで、“発芽の時期が来た”と思ってくれるんですね。
その時点で、アブシジン酸は役目を終えて分解してしまうことになります。
だから、発芽玄米が推奨されているわけです。
発芽玄米というと、玄米と別に売っているの?
と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
玄米は生きていますから、水に浸けると発芽の準備をします。
完全に芽吹かせる必要はなく、その準備段階でOKです!
また酵素玄米は、酵素の働きによって、ミネラル分が消化吸収されやすくなりますが、
そのための玄米専用炊飯器“酵素玄米炊飯器”があります。
これは、普通の炊飯器とはまったく違い、玄米を入れてセットするだけ、とても便利です。
フィチン酸も、水に浸ける、発芽させる、発酵させるなどで、分解できますが、
デトックス効果などを考えると、すべてを分解するよりある程度残すべきだと私は考えています。
デトックス効果は、お肌に良いだけでなく、わきがなどの体臭にもケアするようです。
こちらのサイトが参考になります。
2018年06月05日
お相撲さんのいい香り!鬢付け油(びんづけあぶら)の秘密!
相撲の5月場所が終わり、
栃ノ心の大関昇進が、大きな話題になりました。
場所中、両国界隈には、お相撲さんの姿があちらこちらに。
すれ違ったときに、ふと匂ってくる甘い香り。
鬢付け油(びんづけあぶら)の匂いですね。
普段の生活では、嗅ぐことのないニオイです。
かなり離れたところからでも、風向きによっては香ってきます。
“あっ、いい匂い!”と思って、あたりを見回すと、
交差点の向こう側に、髷(まげ)を結った大きな体のお相撲さんが。
この独特の香りは、他の場面で嗅いだことは一度もありません。
甘く、少しフェロモンを感じさせるニオイです。
ハワイでは、どこへいっても漂ってくるココナッツの甘い香り、
あのニオイに似ていると感じるのは、私だけでしょうか。
気になって、鬢付け油について調べてみました。
鬢付け油には、いろいろ種類があって、日本髪用、かつら用など、いろいろあるようです。
お相撲さんが使っている鬢付け油は、“オーミすき油”といいますが、
ネットに、東京・江戸川区の島田商店が製造・販売しているとの情報がありました。
お相撲さんが使っている鬢付け油は、以前はつばき油とばかり思っていましたが、まったく違っていたようです。
菜種油とヒマシ油、ハゼの実の木蝋を混合して作られているとのこと。
成分表記では、数種類しか記載がないようですが、実際には20種類以上もの香料を配合しているとの情報もあります。
椿油にはあの甘い香りはありませんが、他の表記成分にも無いですね。
やはり香料に秘密があるようです。
しかし、使われている香料は明らかにされていません。
ただ、似ている香りの花があります。
“沈丁花”です。
住宅街の裏道を歩いていると、突然香ってくる甘い独特の匂い。
あたりを見回すと、少し離れたところに、沈丁花が...。
とても芳香性が強いですが、甘くさわやかでフェロモンさえ感じる匂いです。
沈丁花は、三大香木とも言われているそうです。
自分の香り、見つけたいですね。
栃ノ心の大関昇進が、大きな話題になりました。
場所中、両国界隈には、お相撲さんの姿があちらこちらに。
すれ違ったときに、ふと匂ってくる甘い香り。
鬢付け油(びんづけあぶら)の匂いですね。
普段の生活では、嗅ぐことのないニオイです。
かなり離れたところからでも、風向きによっては香ってきます。
“あっ、いい匂い!”と思って、あたりを見回すと、
交差点の向こう側に、髷(まげ)を結った大きな体のお相撲さんが。
この独特の香りは、他の場面で嗅いだことは一度もありません。
甘く、少しフェロモンを感じさせるニオイです。
ハワイでは、どこへいっても漂ってくるココナッツの甘い香り、
あのニオイに似ていると感じるのは、私だけでしょうか。
気になって、鬢付け油について調べてみました。
鬢付け油には、いろいろ種類があって、日本髪用、かつら用など、いろいろあるようです。
お相撲さんが使っている鬢付け油は、“オーミすき油”といいますが、
ネットに、東京・江戸川区の島田商店が製造・販売しているとの情報がありました。
お相撲さんが使っている鬢付け油は、以前はつばき油とばかり思っていましたが、まったく違っていたようです。
菜種油とヒマシ油、ハゼの実の木蝋を混合して作られているとのこと。
成分表記では、数種類しか記載がないようですが、実際には20種類以上もの香料を配合しているとの情報もあります。
椿油にはあの甘い香りはありませんが、他の表記成分にも無いですね。
やはり香料に秘密があるようです。
しかし、使われている香料は明らかにされていません。
ただ、似ている香りの花があります。
“沈丁花”です。
住宅街の裏道を歩いていると、突然香ってくる甘い独特の匂い。
あたりを見回すと、少し離れたところに、沈丁花が...。
とても芳香性が強いですが、甘くさわやかでフェロモンさえ感じる匂いです。
沈丁花は、三大香木とも言われているそうです。
自分の香り、見つけたいですね。