たまりば

健康・ダイエット 健康・ダイエット国立市 国立市

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  
Posted by たまりば運営事務局 at

2019年02月06日

「旧国立駅舎」の三角屋根が頭を出した!

国立駅前

国立駅の「旧駅舎」の屋根が、
建設現場の足場の上に、三角の頭を出しました。

少しだけ。

まだ、もとの赤い色は見えませんが、懐かしさを感じます。
夏ごろには完成?と思って、説明のパネルを見たら、
完成は2020年の予定とのこと。
意外に、時間がかかります。

国立駅再築イメージ
〇工事パネルの再築イメージ

創建は、大正15年(1926年)ですから、
90年以上経つわけですが、そんなに古い駅舎とは思っていませんでした。

懸命に保存活動をされた方には申し訳ないですが、
保存する価値があるのかな・・・ぐらいの印象。

東京・小金井公園「江戸東京たてもの園」にある歴史的建物と、無意識に比べてしまっているのかも・・・。

再建後は、駅舎として使われるのではなく、”憩いの空間の提供”というコンセプトで、まちの歴史や観光案内の情報などを発信していくそうです。

解体したキッカケはJR中央線の高架工事で、再築する場所は元の位置だそうですが、東京駅みたいに駅としての機能を残せなかったのが残念。

この国立駅旧駅舎の三角屋根は、洋館風の古瀬的なデザインで国立の街のシンボルになっていますが、その後各地の駅舎のモデルとなったとのこと。

創建当時のまま残されていたのかと思ったら、長い歴史の中では台風による被害や用途の変更など、いろいろ変遷があったようです。
パネルの説明によれば、以下の通りです。


昭和34(1959)年9月の伊勢湾台風によって被害を被ったため、同年12月の屋根修理のときに屋根にあるドーマー窓が撤去されました。昭和41年(1966)年には広間の正面から南東の壁・扉が撤去され、広間の「待合室」としての性格は薄れ、コンコースに変化しました。

しかしながら、平成18(2006)年に駅舎としての役目を終えるまでの80年間、外観に大きな変化はありませんでした。


駅舎として使っていたのが2006年まで、とは気が付きませんでした。

国立駅前の絵葉書(大正15年)
〇パネルにあった大正15(1926)年のごろの絵葉書の写真
※国立郷土文化館所蔵

駅前風景ですが、着物や袴姿で日傘をさした女性、スーツ姿の男性などが写っています。
路面は砂利で舗装されているようです。

左手の大きなケージの中には、動物がいるのでしょうか、屋根が高いところから推測すると”クジャク”かも・・・。
この画像ではよく見えませんが、画面の左奥には馬が小さく写っていて、なんとなくのどかな雰囲気が伝わってきます。

”国立”の駅名の由来は、隣駅「国分寺」と「立川」の間に後からつくられた駅なので、両方の駅名から1文字づつを採って名付けたと聞きました。

”国立市”ができたのが昭和42年ですから、”国立駅”のほうが大先輩ということですね。

  
タグ :旧国立駅舎

  • Posted by テロメア at 21:44Comments(0)