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2018年03月26日

『クビアカツヤカミキリ』寂しくなった桜並木の元凶?今年3月に特定外来生物に指定!

昨日、桜満開の記事を書きました。
同時に、谷保駅に近い“さくら通り”の桜並木の枝がかなり切られ、
寂しい状況になって花見客も減った、とお伝えしました。

TBS『林先生が驚く初耳学!』を見ていたら、桜の枝が切られた理由がわかりました。
桜の木の枝を切り落とした理由は、どうやら害虫「クビアカツヤカミキリ」を駆するためのようです。

クビアカツヤカミキリは、桜の幹内部を食い荒らしますが、退治するためには、
巣くっている幹あるいは枝の根元から切り落とし、枝・幹ごと燃やす以外に駆除方法が無いようです。

番組によれば、そのまま放置しておくと、日本の桜はあと30年で絶滅してしまうとのこと。
国としては、このクビアカツヤカミキリへの対策が最優先事項になっているようです。

クビアカツヤカミキリの繁殖力は、とても強く、在来種の害虫と比べ10倍くらいあるといわれます。早期に対応しないと、加速度的に広がってしまうんですね。
桜の樹皮に卵を産み、その幼虫が木の奥に入り込んで、木の内部から食い荒らしてしまいます。

日本で樹木の害虫対策といえば、冬場、樹皮に藁を巻き、春になってから藁を外して燃やしてしまう駆除方法があります。「こも巻き」といいます。

主に、マツカレハの幼虫を駆除するために使われますが、冬の風物詩にもなっています。
しかし、クビアカツヤカミキリは、そんな生易しい方法では、駆除できません。
その結果が、今年の国立の桜並木を、寂しい姿にしてしまったようです。

昔から、“桜切るバカ、梅折らぬバカ”といわれますが、
桜を切る行為は、桜にとっては、時に致命傷になるようです。少し傷ついても枯れてしまうほど、繊細な樹木なんですね。

このとんでもない害虫「クビアカツヤカミキリ」は、中国からの外来種です。輸入材木と一緒にコンテナに入りこんで、日本にやってきたようです。
去年の夏、毎日のようにメディアに取り上げられていた「ヒアリ」と同じ出身地です。侵入ルートも、コンテナですから一緒!

グローバリゼーションの時代、いつまでもガラパゴス状態ではいられない、ということでしょうか。

実は、このクビアカツヤカミキリは、今年3月15日に、特定外来生物に指定されたばかり。
でも、その被害はすでに関東以外でも発見されています。

クビアカツヤカミキリは、略称「クビアカ」とも言われ、日本では、平成24年に愛知県で最初に見つかりました。
その後各地で見つかり、平成25年には埼玉県草加市の桜の名所「葛西用水」で確認されています。

1匹のメスが産む卵の数は、最大1千個と言われていますから、対策の遅れは致命傷になりますが、現在のところ、巣食った枝ごと、ときには幹ごと切り落として焼却する以外に手立てが無いようです。

幼虫は、樹木の内部で、生木を食べて2〜3年かけて成長し、10匹程度で樹木を枯れ死させてしまうそうですから、想像を絶する脅威です。
1匹が産んだ1千個の卵が全部幼虫になったとしたら、100本の木を枯れ死させるだけの破壊力があるということです。

“1匹でも見つけたら、すぐ退治!” 体長2.5〜4cmのカミキリムシで、名前の通り、首のところが、襟巻のように赤くなっています。

“クビアカツヤカミキリ退治!”ストレス解消になりますか・・・?

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    Posted by テロメア at 14:45│Comments(0)
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